IC協会 理事の小林です。
今回の定例ミーティングでは、さいたま国際芸術祭2023でプロデューサーを務めた芹沢さんをお招きし、
「アート」をテーマにお話しいただきます。
芹沢さんは環境計画の仕事をされていましたが、その後現代アートと関わるようになり、多くのアート
関連の企画や芸術祭に従事されてこられました。今回は、アートを一歩引いた視点から、美術館の企画
展や芸術祭についてお話しいただきます。
私と芹沢さんの接点は、私が携わる越谷のまちづくり会社で企画した住民ワークショップでした。近隣
のさいたま市で開催される芸術祭に興味を持ち、アートとまちづくりをテーマにした企画ができないか
事務局に相談したところ、芹沢さんにご登壇いただけることとなりました。
さいたま国際芸術祭2023は、会場や作品が日々変化したり、作品と建物の設備との境界が曖昧になる
など、来場者を迷わせる新しい芸術祭のあり方を提示していました。私にとっては最も衝撃的な芸術祭
でもありました。
今回のセミナーでは、アートに関するお話とともに、芹沢さんがどのように異なる分野で活躍している
か、そのキャリアにも触れていただく予定です。秋の夜長に、アートとキャリアについて共に考える
有意義な時間を過ごしていただければと思います。
【本イベントは対面・オンラインのハイブリッド開催です】
テーマ
IC協会定例ミーティング
アートを淵からのぞいてみよう
日 程
11月27日(水) 18:00-19:30
場 所 (オンライン開催あり)
東京都江東区門前仲町2-5-11 アカクラビル6階
株式会社プロビーダ内
地下鉄東西線・都営大江戸線 門前仲町駅より徒歩2分
主 催
インディペンデントコントラクター協会
定 員
対面(会員限定) 10名
オンライン 30名
参加費
会員 無料
非会員 5000円
お申し込み
こちらのサイトよりお申し込みください。
https://ickyokai1127art.peatix.com/view
ゲストプロフィール
芹沢高志氏
さいたま国際芸術祭2023プロデューサー
P3 art and environment 統括ディレクター
1951年東京生まれ。神戸大学数学科、横浜国立大学建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・
チームで生態学的土地利用計画の研究と実践に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計画
に参加したことから、89年にP3 art and environment(https://p3.org)を開設。99年までは東長寺境内地下の
講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開している。
とかち国際現代アート展『デメーテル』総合ディレクター(2002)。アサヒ・アート・フェスティバル事務
局長(2003~2016)。横浜トリエンナーレ2005キュレーター。別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』
総合ディレクター(2009、2012、2015)。さいたまトリエンナーレ2016ディレクター。さいたま国際芸
術祭2023プロデューサー。
2012年から2021年までデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)のセンター長を務めた。著書に『この
惑星を遊動する』(岩波書店、1996)、『月面からの眺め』(毎日新聞社、1999)、『別府』(ABI+P3、2020)
訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫、2000)、エリッヒ・
ヤンツ『自己組織化する宇宙』(共訳:工作舎、1986)などがある。